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つらい肩こり 放ったらかし注意! 第11回

肩こりの中には、単純な姿勢の悪さや目の疲労が原因ではない、

病気が潜む危険な肩こりもあります。

手や腕に痛みやしびれが出たり、ひどく悪化していく肩こりの場合は、

病院で検査を受けたほうが良いとされています。

今回は症状別に病院選びのポイントをお伝えできればと思います。

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◎肩こりで病院へ行くのは恥ずかしい?

まず初めにお伝えしたいこと。

肩こりでの受診は、恥ずかしいことではありません。

肩こりの程度やそれに伴う症状によっては、病院で検査を受けたほうが

良い場合もあるため、肩こりの自覚症状が出始めたら、その変化について

メモをとっておくと良いでしょう。

肩こりになる原因は、人により様々だと思います。

同じ姿勢が続くデスクワークや、日々の運動不足などは、

多くの人に当てはまるかもしれません。

マッサージなどで痛みを緩和しても、根本的な原因を取り除かなければ

ずっと肩こりと付き合うことになります。

また、肩・首の付け根を触って「ちょっと硬くてコリコリしてるかなぁ?」と

感じるだけだったものが、放っておくと、ひどくなる場合があります。

では、いざ病院へ行こうと思った場合に何科へかかればいいのでしょうか。


◎整形外科を受診すべきケース

整形外科は、捻挫や、関節、神経など、体を動かす時に使われる部分の

異常についても診療範囲になりますので、肩こりのような筋肉の硬くなった

ツライ状態も、診てもらうことができます。

肩こりが進み、筋肉の緊張が原因である頭痛を経験している人も多いと思います。

頭痛の他にも、腕や手のしびれ、痛みなどが出てくることもあり、

「ただの肩こり」では済まなくなるかもしれません。



神経内科を受診すべきケース

肩こりだけでは、神経内科へ行く人は少ないですが、「肩こりもあるが、

他の症状も心配だ。」という場合の受診が多いようです。

頭痛、めまい、ふらつき、手、腕へのしびれ、力が入らないなどの症状では、

筋肉や神経、脳、脊髄に異常が無いかどうかを検査します。


肩こりからとは思えないような、今までに無いひどい頭痛、嘔吐では、

最初に脳神経外科の受診となるかもしれません。

また、左右の手、腕へのしびれ、脱力感などの症状が同時に出た場合も、

脳神経外科での診療対象となります。

肩こりで大切なことは、放っておくと生命に危険な肩こりということはないか、

はっきりさせることです。

病気が隠れていなければ、肩こり自体を緩和させる治療を受け、

症状が悪化しないようにしてくださいね!