健康でありたい!

健康であるために、毎日健やかに過ごすために

蚊に刺されやすい人の特徴は・・・ 第7回

O型は蚊に刺されやすい!?
実は知らない蚊のウソ・ホント


不思議なことに、同じ場所に居ていても蚊に刺されやすい人と

刺されない人がいますよね。

「O型は蚊にさされやすい」、「服の色と関係がある」など、

その要因が都市伝説化しているものもあります。

今回は「蚊に刺されやすい ウソ・ホント」を6つのQ&Aで考えてみました!

蚊.jpg

Q1.O型は蚊に刺されやすいってホント?
答えは、「本当」ですが、理由は不明です。

害虫防除技術研究所の白井良和先生は、

2004年のJournal of Medical Entomologyで蚊はO型の血液型を

好むと報告しています。

蚊に刺される頻度がO型で83.3%、A型で46.5%と、O型の血液型の人が

刺されやすい事が判りました。

蚊の腸内の吸った血液型を調べるとO型、B型、AB型、A型の順に

多かったとの報告もあります。

しかし残念ながら、理由については不明です。

Q2.肥満は蚊に刺されやすいってホント?

答えは、「本当」です。

理由は、肥満の方は体表面積が広く、

蚊に刺される範囲も広いということなので、確率的に刺されやすいと言えます。

また、肥満の人は汗をかきやすいので、蚊が対象を発見しやすいということも

あるでしょう。

Q3.アルコールを飲むと刺されやすいってホント?

答えは、「本当」です。

飲酒することで、皮膚の血管が拡張します。

すると、体温が上昇しますので、蚊を引きつけてしまいます。

また、汗をかくことでさらに引きつけてしまいます。

Q4.黒い服を着ていると刺されやすいってホント?

答えは、「本当」です。

イエカは、夜行性のため暗い色を好むと言われています。

そのため、黒い服は蚊を引きつけてしまう可能性があります。

Q5.日焼けしている人は刺されやすいってホント?

答えは、「本当」です。

蚊は、白と黒の色を感知し、黒色を好むと言われています。

そのため、日焼けしている人に蚊を引きつけてしまう可能性があります。

Q6.運動している人は刺されやすいってホント?

答えは、「本当」です。

運動していると、汗をかきます。汗が蚊を引き寄せますし、

運動によって二酸化炭素の排出も増えますので、

より蚊を引き寄せることになります。

上記より、蚊に刺されやすくなる主な要素は、

・汗、体温が高い

・体表面積が広い

・黒色

の3点にまとめられます。

つまり、これらの対策がそのまま蚊の対策につながると言えるでしょう。

では、これまでの要素を踏まえ、蚊に刺されないための対策をご説明します。

・身の回りの蚊を減らそう

蚊への対策として、まず身の回りの蚊自体を減らすことを考えましょう。

ボウフラは水の中で生息し、蚊へと成長するため、自分の身の回りに

水を溜めておかない事が大切です。

雨水などが溜まった容器はそのままにしないようにしましょう。

また、屋内であれば蚊の侵入を防ぐために、

網戸に虫よけスプレーをかけましょう。

もちろん、屋外に出る時にも蚊に刺されないように、

虫よけスプレーが必要です。

さらに、先ほどご説明した条件に当てはまる方は、汗対策・体温対策・

体表面積対策・色対策が重要になります。

汗対策・体温対策

体温が上がると、汗をかきやすくなります。

そのため、体温対策と汗対策は同じです。汗をかいたらなるべく早めに

拭きとったり、可能であれば洗い流すことが肝心です。



蚊を媒介しての病気などもありますので、できる対策を講じてなるべく

蚊に刺されないことが重要だと思います。

参考になれば嬉しいです。